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ヨガは高齢者にもオススメ!シニアヨガの効果とは?

ヨガの効果
ヨガシカくん
ヨガシカくん

先生!高齢者の方もヨガをされていると聞いたのですが本当ですか?!

串本先生
串本先生

それはシニアヨガのことだね!ヨガはシニア層にもすごく効果的なんだ!

ヨガシカくん
ヨガシカくん

なるほどシニアヨガですか。具体的にどのように効果的なのですか?

串本先生
串本先生

OK!では今回はシニアヨガの効果について解説していこう!

最近は高齢者向けのヨガである「シニアヨガ」がトレンドです。これはヨガが高齢者の方にとてもピッタリだからです!

今回はそんなシニアヨガについて解説します!

高齢者の身体はどうなっているのか

シニアヨガのことを知る前にまずは高齢者の身体能力が若者に比べて何が問題なのか知っておく必要があります。

まずは若者に比べて低下しやすい運動能力が4つあります。

高齢者の低下しやすい運動能力
  • 筋力低下
  • 関節可動域の低下
  • 持久力の低下
  • バランス能力の低下

この4つです。年を重ねると…

重たい物を持ち上げることが難しい

床にしゃがむのが難しい

買い物で店内を歩くのが辛い

歩くとフラつきやすい

といった身体能力が若い時に低下しているとご本人が実感する話はよく聞きます。

これを放っておくと高齢者の人が家の中で歩いていて何かに引っかかり転倒し股関節を骨折…なんてことも。

高齢者はやはり若者に比べたら病気になりやすく身体能力の低下から怪我をするリスクが高まります。程度にもよりますが身体能力の低下が原因で独立した生活が難しくなってしまうのです。

シニアヨガで期待できる効果

高齢者に対するシニアヨガの期待される効果として以下の通りです

シニアヨガの効果
  • 筋力、柔軟性、持久力、バランス能力の向上
  • 地域の交流

があります。

まず1つ目の筋力、柔軟性、持久力、バランス能力の向上についてですがこれは後ほど解説します。

これは私自身が地域で体操教室の講師として指導していて感じることです。

グループレッスンを受ける人は最初は数人の知り合い同士で参加します。これが体操教室の参加回数が増えていくと自然とその中で新しいコミュニティが作られていきます。そうなると体操教室の日以外でも会うようになり、お食事に行ったり、どこかに旅行に行くようになってきます。

体操教室がきっかけでプライベートが充実していくのです。

シニアヨガの効果をより具体的に解説

では高齢者に起こる運動能力低下に対してヨガがどのような効果があるか具体的に解説します。

筋力低下に対するヨガの効果

高齢者の筋力低下は下半身の筋力が特に落ちやすいです。床から立ち上がるのや階段の登り降りが難しくなるのはそのためですね。

これらの高齢者の筋力低下にはヨガのポーズが有効です。例えば、英雄のポーズⅠ.Ⅱ、イスのポーズは下半身強化に最適なポーズと言えます。どちらのポーズも立った姿勢から膝を曲げて踏ん張るポーズです。

この動きはイスからの立ち上がりや階段の登り降りの動作に近いですよね?なのでこれらのポーズを反復して練習することで「正しく体重をかけながら筋肉を使う」ということになり筋力強化が図れます。

ここでのポイントはウエートトレーニングのように負荷をかけて鍛えるわけではないということです。アスリートのようにパフォーマンス向上を目的にトレーニングするのであれば筋肉に高負荷をかける必要があります。

しかし、高齢者には高負荷をかけるとどこか痛めるリスクがあります。高齢者の場合は適度な負荷で正しく身体を動かして筋肉を鍛える方が大事です。

ヨガは重りを使わずに身体を動かすので高齢者の筋力強化にはピッタリですね!

柔軟性低下に対するヨガの効果

年を重ねていくと筋肉の柔軟性が失われていきます。これによる弊害は身体を動かす自由度が狭くなることです。

これはスポーツ庁が出している長座体前屈の記録を見たらわかりますが青少年の平均値に比べ、高齢者の平均値は低いです。

このように柔軟性が低下すると身体のどこかにトラブルが起きやすいです。

例えば、前屈して床に全く手が届かないような人が立ち姿勢から屈んで床の物を拾おうとしたとします。前屈で床に届かない人は腰やもも裏の筋肉が硬くなっているケースが多いです。

無理矢理に屈むと十分な筋肉の柔軟性が無いため腰にストレスが加わり、腰痛を発症します。

これに対してヨガをすることで筋肉の柔軟性が向上します。メカニズムはこちらの記事に書いているのでご覧ください。

筋肉の柔軟性が上がるとことで身体の自由度も上がるので動きやすい身体になります!

持久力低下に対するヨガの効果

高齢者には持久力低下も見られます。シンプルに今までできた行動をすると疲れやすくなります。

例えば、買い物行って帰るくらいの行動で疲労を感じやすくなります。こうなると買い物行くのが億劫に…なんてことも

持久力の低下は行動範囲を狭くする要因になりますので改善が必要です。

この問題に対してシニアヨガは持久力向上の効果が期待できます。

ヨガは持続的に身体を動かします。最初は30〜60分のレッスンもキツく感じるかもしれません。

しかし、レッスンに継続して参加することで慣れてくるはずです。それは30〜60分は持続的に身体を動かす体力が付いたと言えますよね。

だからヨガは持久力向上の効果があると言えます。

バランス能力低下に対するヨガの効果

バランス能力低下は転倒に繋がるので改善が必要です。

バランス能力低下の要因はいくつかあります。

バランス能力低下の要因
  • 筋力低下
  • 柔軟性低下
  • バランス感覚の低下

筋力低下は単純にバランスを取るための筋力が無いとバランスが取れないからです。

柔軟性低下もバランス能力低下の要因です。これは柔軟性が低下すると良い姿勢が取れずに身体の重心位置を最適なポジションに持って行くことができなくなるからです。

筋力低下、柔軟性低下は先ほど書いたようにヨガで改善できます。

最後のバランス感覚の低下です。バランス感覚は関節の周りのセンサーが上手く機能しないといけません。年齢を重ねるとこのセンサーが上手く機能しなくなってしまいフラフラしてしまいます。

この問題に対しては木のポーズなどのバランス系のポーズをすることで解決できます。また、バランス系のポーズじゃなくても関節を動かすこと自体がセンサーの反応を良くしてくれるのでバランス感覚が改善していきます

まとめ

今回、ヨガの高齢者における効果について解説しました。高齢者の中にもヨガに興味がある人はたくさんいます。

身近にそのような人がいれば是非勧めてみてください。

プロフィール
kushimotomisao

串本 操/ヨガ・ピラティスインストラクター広島県広島市出身。全米ヨガアライアンスRYT200 ポールスターマットピラティスインストラクターの資格を取得。
現在、広島市内の整形外科で勤務。「ヨガ・ピラティスのメソッド」と「15年以上実務から得た経験と知識」を活かした運動指導方法でリハビリ業務やグループレッスンをしています。保育園でのキッズヨガ、アスリートへのコンディショニングヨガ、高齢者向けのシニアヨガと転倒予防教室など老若男女問わずそれぞれのニーズに適した運動指導を得意としています

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