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東ストレッチ(やさしい編)を整形外科勤務のヨガ指導者が解説!

ポーズ集

ヨガ初心者アドバイザーの串本が、基本的なヨガの動きを学んだ人たちに次へのチャレンジができるよう応用的なヨガメニューを作成しました!その名も「ヨガアドバンス72」

今回は東のストレッチ(やさしい編)です!

東ストレッチ(やさしい編)とは

「東のストレッチ」とは、身体の前面を伸ばすポーズのことです。このポーズが「東のストレッチ」と呼ばれる理由は、インドのヨギー達が毎朝、太陽に向かって感謝の意味を込めて礼拝をする際に、朝日が昇る東側に面している身体の前面を「東」、身体の後面を「西」としていたためです。

なので身体の前面を伸ばすこのポーズを「東のストレッチ」と呼ぶようになったのです。

本来の東のストレッチは、身体を足から頭まで一直線に伸ばすポーズで、手の力が必要で難易度が高いものです。しかし、このポーズは非常に効果的であるため、やさしい編と通常の東のストレッチに分けて解説します。

「やさしい編」とは、初心者でも取り組みやすいように、膝を曲げてお尻を床につけたままで行うバリエーションです。このバリエーションを行うことで、身体を伸ばしながらも負荷を軽減し、筋肉の柔軟性を高めることができます。

やさしい編、通常編とどちらのバリエーションでも、身体の前面を伸ばすことで胸郭が開き、呼吸が深くなります。背筋を鍛えることで身体全体のバランスを整える効果があります。自分に合ったレベルで東のストレッチを行うことで身体の調子を整い、気持ちもリフレッシュすることができるでしょう。

効果

東のストレッチの効果
東のストレッチの効果

東のストレッチの効果は、まず腕を引くことによる胸(胸筋)と力こぶ(上腕二頭筋)のストレッチです。足先から頭までまっすぐに保つためには体幹の筋肉が必要であり、また身体を持ち上げるためには二の腕(上腕三頭筋)の筋力が必要です。今回は東のストレッチのやさしい編なので通常の東のストレッチより難易度が低いです。腕の力に自信がない人はやさしい編からしてみましょう!

胸と力こぶの筋肉がストレッチされ、体幹と二の腕の筋肉が強化されると、相乗効果として猫背の予防改善にもつながります。

オススメの人

東のストレッチをオススメしたい人
身体の悩み別 東のストレッチをオススメしたい人

東のストレッチをオススメしたい人は猫背や肩こりが気になる人です。胸を張ることで肩甲骨や背骨の姿勢が整うため、猫背や肩こりの改善につながります。

体幹に力を入れて身体を伸ばす練習にもなります。身体を伸ばす動作の延長が反らす動作になるため、反らすと腰が痛い人にもオススメです。

東のストレッチをオススメしたい人
職業タイプ別 東のストレッチをオススメしたい人

職業タイプ別では、座る時間が長く身体が丸まりやすいデスクワークや長距離ドライバーの人、肩こりになりやすい手先仕事の人におすすめです!やさしい編のやり方はイスの背もたれや座面に手を置けば座ってできるので休憩中に行うといいですね!

ポイント

東のストレッチのポイント
東のストレッチのポイント

東のストレッチのポイントは手で床をしっかり押して二の腕の筋肉である上腕三頭筋に力を入れることです。

胸を広げて骨盤から頭頂部までをまっすぐに伸ばす意識を持つことで胸筋と上腕二頭筋をストレッチし、体幹にしっかり力が入るようになります。

注意点

東のストレッチの注意点
東のストレッチの注意点

東のストレッチの注意点はまずアゴが上がらないことです。アゴが上がると体幹の力が抜けてしまいます。

女性に多いのですが肘が反り返えらないようにしましょう。肘が反り返るのは腕に力が入っていない証拠です。この状態だと関節に負担がかかるのでしっかり力を入れて支えるようにしましょう。

やり方

  1. 膝を曲げて座る(体操座り)。両手はお尻の真横の少し後ろに下ろす。手先は前方に向ける
  2. 息を吸いながら身体を伸ばす。骨盤から頭頂部までまっすぐになるまで持ち上げ、目線は斜め上を見る
  3. 息を吐きながらおへそを覗き込んで身体を脱力しながら丸める
  4. 2〜3を繰り返す

まとめ

今回は東のストレッチ(やさしい編)について解説しました!

身体の前面を伸ばすことで胸郭が開き、呼吸が深くなり、身体全体のバランスを整える効果があります。自分に合ったレベルで行うことで身体の調子を整え、気持ちもリフレッシュしてみましょう!

プロフィール
kushimotomisao

串本 操/ヨガ・ピラティスインストラクター広島県広島市出身。全米ヨガアライアンスRYT200 ポールスターマットピラティスインストラクターの資格を取得。
現在、広島市内の整形外科で勤務。「ヨガ・ピラティスのメソッド」と「15年以上実務から得た経験と知識」を活かした運動指導方法でリハビリ業務やグループレッスンをしています。保育園でのキッズヨガ、アスリートへのコンディショニングヨガ、高齢者向けのシニアヨガと転倒予防教室など老若男女問わずそれぞれのニーズに適した運動指導を得意としています

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