では八支則の「調気法」について解説してくよ!
他の項目のリンクも貼っておくので見てくださいね!
呼吸でプラーナを整える
プラーナをコントロールすることは、ヨガの実践においてポイントになります。なのでプラーナをコントロールできる呼吸はとても重要なテクニックになります。
いきなり「プラーナ」ってわけわからん言葉が出てきましたがプラーナとはサンスクリット語で「生命力」や「エネルギー」を指します。「気」と言えば日本人には馴染み深いかもしれませんね。
プラーナは生命活動や精神的な活力の源であり、全身に流れ身体を巡るものと古来から捉えられています。
プラーナは呼吸によってエネルギーが体内を流れ、各部位に供給されます。このエネルギーの流れは、身体の健康をサポートし、身体の組織や細胞に酸素や栄養を供給します。
プラーナが身体の隅々まで行き届くことで免疫機能の向上、体内の毒素の排出が促進されます。精神的な面では、プラーナの調整により、ストレスの軽減、精神的な安定、そして集中力の向上が実現されます。
要するに、「ヨガの呼吸を通じてプラーナをコントロールし、身体と精神を浄化していく」というのが古来からある考えです。
調気法で心と身体を結び瞑想へ
ヨガの呼吸法の中でも「心と身体を結ぶ」ことは特に重要です。
ヨガの呼吸法で大事なのは、「心の平穏」と「自己観察」です。これらは、心の落ち着きと自己への深い理解を育むもので、誰にでも役立つことがあります。
「心の平穏」とは、ヨガの呼吸を通じて心を穏やかにすることです。調気法の次は瞑想を行うのですが、瞑想をする上で大事なのはいかにリラックスするかです。緊張状態では上手く瞑想を行うことは難しいでしょう。つまり「心と身体が結びついていない」ということです。
ゆっくり深呼吸をすることで緊張が取れ、ストレスが和らぎます。リラックスした精神状態だと「自己」への意識が置きやすくなります。
自己観察では呼吸を意識的にすることで、自分の感情や考えを理解していきます。呼吸をしていたら頭の中でいろんな考えが出てきます。これらの浮かんでくる考えを客観的に見て観察していきます。
「あっ、今、自分はこんなこと考えてるんだ」
といった感じで自分を観察します。何度も何度も繰り返すことで内なる自分への意識が高まります。そして、自分自身について理解を得られます。
ヨガの呼吸法は、「心の平穏」と「自己観察」を行うことで心と身体が結びつき、内なる自分への意識が高くなります。自分への意識が高まるといよいよ瞑想に入ります。
まとめ
今回は調気法について解説しました。
調気法でプラーナをコントロールし、心と身体を結びつくようにします。これは瞑想を上手く行うために必要になりますのでリラックスしながら行うようにしましょう。
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