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基本は「土台づくり」にあり!ヨガのポーズを安定させる秘訣!

ヨガの基礎知識
ヨガシカくん
ヨガシカくん

先生!ポーズの練習をしているのですがどこか不安定な気がして…ちゃんとできているのか不安です…

串本先生
串本先生

そうそう安定したポーズをするの難しいんだよね…ポーズが不安定だと呼吸に集中できなくなってしまうよね!

ヨガシカくん
ヨガシカくん

ではポーズを安定させるポイントはありますか?

串本先生
串本先生

ポイントは「土台づくり」にあるんだ!今回はポーズを安定させる土台づくりについて解説しよう!

土台を安定させる理由

安定したポーズを行うためのポイントは土台を安定させることです。この考えは昔からあります。経典「ヨーガスートラ」の第2章第46節にもこのように記述されています。

坐り方は安定した、快適なものでなければならない

ここでは座り方を安定させることが重要だと書いてあります。安定することはヨガが確立された時から重要視されていました。では何故、安定化する必要があるのでしょうか。ここでのキーワードは「土台」です。

土台を安定させる理由

そもそも土台というのは辞書で調べてみると「家や橋のなどの建造物の底部にあって上の重みを支えるもの」と記してあります。

土台というのは建造物の一番下に存在し、建造物自体の重みを支えるものになります。この土台が不安定だと建造物の重みを支えることができず不安定になってしまいます。これだと地震が起きた時にすぐに倒壊してしまいます。そうならない為にしっかりした土台を作り、安定した建造物にしないといけません。

これは人間に置き換えることができます。

身体の土台がしっかりしていないと身体がフラフラしてしまいます。フラフラした姿勢は時間が経てば体に歪みがでてきてます。このような状態だとポーズは安全ではなく効果的ではありません。この状態だと心が歪みがでた部位に揺れ動いてきます。最終的には心が散漫化してしまい、心身の安定化が作れません。

では実際に体験してみましょう。床やイスに座えいます。骨盤を後ろに倒して背骨も丸めた姿勢になります。そこで1分ほどキープしましょう。

どうでしょうか?腰や首に嫌な感じがでてきてますよね?おそらく意識はその違和感に向いていたはずです。これが心が散漫になっている状態です。

このことからわかるように土台を安定させる理由はポーズを安全で効果的なものにし、心を散漫させないためです。

身体の土台はどこ?

土台になる部位は姿勢によって変わってきます。姿勢は主に「座位姿勢」と「立位姿勢」になります。

座位姿勢では土台は骨盤になります。土台となる骨盤が安定化するためにはまず骨盤自身が正しい位置にないといけません。骨盤が正しい位置にないと安定化することが難しいからです。

では骨盤の正しい位置を確認しましょう!。

  1. イスか床に座る
  2. 左右のお尻を片方ずつ奥の方まで手をグイグイ押し込む。
  3. グイグイ押し込んだらお尻の奥にとがった骨を確認する。
  4. 手を楽なところに置いて先ほど確認したとがった骨に1番体重がかかるところを見つける
  5. 見つけたら左右均等に体重がかかるように骨盤を動かす
  6. 左右均等で1番尖った骨に体重がかかるところが骨盤の正しい位置!

骨盤が正しい位置にあると自然にお腹と骨盤底に力が入り、背筋はスッと上に伸び上がる様な感覚があると思います。身体の芯ができあがり、気持ちも引き締まってきます。

つまり心身が安定しているのです。

この状態がヨガをしている最中も継続できるようにしてください。

立位姿勢での土台は?

次に立位姿勢ですが、立位姿勢だと土台は下半身になります。

特に全体重を支える足が大事になってきます。では足から土台を作ってみましょう!

  1. 裸足で真っ直ぐ立つ
  2. 足の指をパーにしてしっかり広げる
  3. 小指から順番に親指まで足の指を一本ずつ床に下ろす
  4. 足の裏をタコの吸盤のようにして床に吸い付かせる

これが足という土台ができている状態です!

もう少し付け加えます。足の正しい身体の支え方は親指の付け根(母指球)、小指の付け根(小指球)、かかとに分散して体重が乗る3点支持になります。足の裏に意識を置いて3点指示になるように修正をかけてください!

そこが足の正しい位置になります。

この方法は外反母趾、偏平足などの足のアライメント修正にもなりますので足に問題がある人は是非挑戦してみてください。

次は太ももを締めることで膝関節の安定化を図り、お尻を締めることで股関節、体幹部を安定化させます。

足、膝、股関節は荷重関節になります。荷重関節というのは立位で重力の影響を受ける関節です。この荷重関節が安定化しないと立位での土台も安定しないと言えるでしょう。

実際に安定した土台を感じる

では実際に土台が安定しているのを感じてみましょう。

座位での安定した土台のポジションは先ほど書きましたあの方法でOKです。座り方は安楽座やあぐらなど座りやすい姿勢で構いません!

立位で安定した土台を感じます。


  1. 肩幅くらいに足を広げて立つ
  2. 足の指を開いてから一本ずつ床に下ろして足の裏を引き締める
  3. 内もも、お尻、お腹を軽く引き締める。
  4. 足から背骨を通って頭のてっぺんまでの軸が伸びるようなイメージで真っ直ぐ立つ

実際にやっていたらわかると足の指、内もも、お尻、お腹を軽く引き締めて立つと下半身から安定しているのがわかると思います。この感覚を立位のポーズでも行えるようにするとポーズが安定してきます!これが安定した土台づくりです!

まとめ

今回、ポーズを安定させる土台づくりについて解説しました。土台は座位と立位で変わります。座位では骨盤、立位では下半身が土台になります。ヨガのポーズはたくさんありますが土台を意識しながらポーズをすればきっと安定して心地よいものになるはず!。

プロフィール
kushimotomisao

串本 操/ヨガ・ピラティスインストラクター広島県広島市出身。全米ヨガアライアンスRYT200 ポールスターマットピラティスインストラクターの資格を取得。
現在、広島市内の整形外科で勤務。「ヨガ・ピラティスのメソッド」と「15年以上実務から得た経験と知識」を活かした運動指導方法でリハビリ業務やグループレッスンをしています。保育園でのキッズヨガ、アスリートへのコンディショニングヨガ、高齢者向けのシニアヨガと転倒予防教室など老若男女問わずそれぞれのニーズに適した運動指導を得意としています

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