では八支則の「凝念」について解説してくよ!
他の項目のリンクも貼っておくので見てくださいね!
制感で己の感覚が統制が取れるようになったら次の段階に進みます。
八支則の六段階目は凝念(ダーラナ)です。
凝念は制感で内になる自分に向けた意識をより深く深く意識する段階です。 念(意識)を凝縮するということでしょうか。 「意識を一点に集中させていく段階」です。
凝念とは
普段の私達というの意識が色々なものに向てしまいます。
例えば、ショッピングモール内を歩いていたら、自分好みの服がディスプレイしてあったり、美味しそうな食べ物の匂いがしてきたり、店内のBGMが聞こえてきたりと意識が散漫になりやすいです。
で、なんかお気に入りなものが見つかれば購入したり… 別にこれが悪いわけではありませんが、ヨガを行う時には不要です。
この感覚から入ってくる情報に散漫になった意識を制感でコントロールし、凝念で一点に集中させるのです。
わかりやすい凝念の方法としてロウソクの火をじーっと見つめる方法があります。 ロウソクの火というのは小さな風に揺らぎながら優しい明かりをしています。
そのロウソクの火を半目でボーッと見ながらマントラを唱えるのです。
ロウソクの火を見つめる時は顔は余計な緊張が入らないようにリラックス。 そして、ロウソクの火をできるだけ長く見つめます。
この流れで制感から凝念を解説すると。 まずロウソクの火の前に座って外界から入ってくる感覚、つまり、物音や匂いなどの情報をシャットアウトする段階が制感です。
そして、自分から感覚を切り離した後に目の前のロウソクの火をボーッと見ます。 意識はロウソクの火です。他のことは考えません。 雑念が出たら心を整理してまたロウソクの火を見ます。この段階が凝念です。
つまり、凝念とは感覚を切り離した後に意識を一点にグーッと集中させるのです。
意識を集中させる
例えば、地球の引力はどの場所にいても力が地球の中心部に引き寄せる力です。 球体の中心に運動方向が向いています。
だから、地球の反対側にいる人が地球から離れていかないのは、どの場所にいても地球の中心部に力がある向かっているからです。
凝念も一緒です。意識を置く対象物(ロウソクの火や内なる自分)が地球の中心部であり、意識の方向は全て同じ対象物に向いてるわけです。 意識の方向が同じ対象物に向けたら後は意識をそこに集中させます。
ここで言うところの意識の方向というのは自分自身の1つ1つの感覚が同じ対象物に向いているということですね。
たまに感覚が他所の方向は向いてしまいますが、他の感覚と同じ方向に向くように修正します。これを繰り返してきます。
意識の対象物は頭の中で思い浮かべてももちろん構いませんが、先程のロウソクの火のように実際に目の前に置いて行うほうが一点に集中しやすいです。
意識が一点に集中できたら次の段階に入ります。
まとめ
今回は八支則の凝念について解説しました!
制感で五感をコントロールした後、意識が散漫にならないように一点集中させる段階です。たまに意識が違う点に向きますが、修正して一点集中。これを繰り返すことで意識が安定していきます。
コメント