ヨガ初心者アドバイザーの串本がヨガを始めたばかりの方々向けに作成したヨガ初心者メニュー「ヨガビギナー7」
今回はその中の半分の魚のポーズについて解説します!
半分の魚のポーズとは
半分の魚のポーズは、脊柱を回旋する動作と股関節を曲げてお尻の筋肉を伸ばす効果があるポーズです。足の組み方をうまく調整すれば、誰でも比較的容易にできる回旋系のポーズです。
ヨガビギナー7の1つであるワニのポーズも回旋系のポーズですが、ワニのポーズは寝て行いますが、半分の魚のポーズは座って行います。そのため、ただ背骨を捻るだけでなく、「背筋を伸ばして捻る」という動作になるので、背筋を伸ばす筋肉の強化にもなります。背筋を伸ばしながら捻るという動作はとても重要です。
例えば、身体を後ろに捻る時に背筋が丸まっていたら上手に捻ることができず、最悪、腰が痛くなることがあります。これを避けるために半分の魚のポーズを練習して、「背筋を伸ばして身体を捻る」という動作が自然にできるようにするのです。
基本的に腰が痛くなりやすい人にしてもらいたいポーズです。特に、背骨の回旋動作の改善、お尻の筋肉のストレッチ効果があるので、身体を捻ることが多いスポーツや仕事をする人にお勧めのポーズです。あとは、身体の使い方が極端に左右非対称の仕事やデスクワークで正面を向かずに左右どちらかに身体を向けて作業するような人にもオススメです。
効果
半分の魚のポーズの効果は足を組んで身体を捻ることによるお尻、腰、胸の筋肉のストレッチです。加えて身体を捻る動作、股関節を内側に絞る可動域を向上できます。
手で床を押して腕の力で身体をまっすぐに伸ばすサポートができているので「身体をまっすぐにして捻る練習」にもなります。
オススメの人
半分の魚のポーズをオススメしたい人は身体を捻ると腰が痛くなりやすい人です。胸を張り、足を組むので肩こりやガニ股改善もできます。
職業タイプ別だと長時間座ることにより腰やお尻の筋肉が硬くなりやすいデスクワーク、長距離ドライバーの人にオススメです。
また、腰に力が入ってカチカチになりやすい重たいものを持つ仕事の人にもオススメです。
ポイント
半分の魚のポーズのポイントはまず身体をまっすぐにしてお腹から捻ることです。丸まったり反った状態で捻ると効果的ではありません。
ゆとりがあれば抱えている腕をグッと入れ込んで抱えてある膝の外側に引っかけると身体を強く捻ることができます。
手に力が入ると肩が上がってしまうのでリラックスして肩を引き下げて首を長く伸ばすイメージを持つといいでしょう。
注意点
人工膝関節や人工股関節を持つ人は可動域制限があるため、注意が必要です。
可動域の範囲内で動かすことができる場合は問題ありませんが、無理をすると関節に負担がかかる可能性があるため、注意しましょう。もし心配な場合は、医師に相談してから行いましょう。
やり方
まとめ
今回は半分の魚のポーズについて解説しました。
半分の魚のポーズは、座った状態で背骨を回旋することで背筋を伸ばし、股関節を曲げてお尻の筋肉を伸ばす効果があるポーズです。
腰痛持ちや身体を捻る動作の多い人にオススメです。背筋を伸ばして身体を捻る動作を自然にできるようにするための練習にもなる。また、身体を左右非対称に使う人やデスクワークで身体を向けて作業する人にも効果的なのでぜひトライしてみてください!
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