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ヨガと禅語で心を軽やかにするシリーズ〜雪月花〜

ヨガの基礎知識

ナマステ!ヨガ初心者アドバイザーの串本です!

忙しい毎日の中で、ふと心を落ち着ける瞬間って大切だと思いませんか?そんなとき、「雪月花」という言葉が心に響くことがあります。

雪の静けさ、月の柔らかさ、花の鮮やかさ——この禅語は、自然の美しさを通じて「今」を味わうことを教えてくれる言葉です。

ヨガの呼吸やポーズも、同じように日常の喧騒から心を解き放ち、季節の風を感じる瞬間をくれますよね。

ちょっとした休息の中で、空を見上げたり、静かな月を眺めたり。そんなひとときが、なんだか心を軽くしてくれます。

「雪月花」、あなたの毎日にもどんな彩りを加えてくれるでしょうか?

雪月花の意味

「雪月花」とは、自然が見せる四季折々の美しさを表す日本の美意識を象徴する言葉です。

冬の雪、秋の月、春の花——それぞれの季節に感じられる、はかなくも心に残る美しさ。

日本人は昔から、その一瞬の自然の表情に心を寄せ、感動や情緒を大切にしてきました。禅語としての「雪月花」もまた、自然とともにある静けさや、今この瞬間を丁寧に味わうという心の在り方を教えてくれます。

ヨガでも「今に意識を向ける」ことが大切とされていますよね。

たとえば、深呼吸しながら体を伸ばす時間。その一呼吸一動作の中に、私たちは小さな変化や感覚を見つけていきます。

「雪月花」は、そんな心の静けさや豊かさを、日常の中でも見つけるヒントをくれる言葉です。

雪月花の由来

「雪月花」は、平安時代から日本の和歌や文学に登場し、禅や茶道にも深く根付く言葉です。自然の美を愛でる日本文化の心を映し、禅の「一瞬の永遠」を象徴しています。

ある逸話では、禅僧が雪の夜に弟子に問う。「この雪は、明日も同じか?」

弟子は答えられず、ただ雪を見つめた。

禅僧は微笑み、「今、この雪を味わえ」と。

その一瞬の美こそ、雪月花。

ヨガのポーズで体と心を整えるときも、同じように「今」に集中する瞬間が訪れますよね。マットの上での一呼吸が、雪の静けさや月の光に似ていると感じることがあるでしょう。

この言葉の背景を知ることで、日常の小さな瞬間がもっと愛おしくなることに気づけます。

通勤途中の木漏れ日、夜の静かな月。そんな「雪月花」を、今日、見つけてみたら? どんな風に心に響くのでしょうか。

僕が思うこと

「雪月花」という言葉、まずその響きが美しいですよね。

雪の清らかさ、月の優しさ、花の鮮やかさ——日本特有の四季の美しさが詰まっています。

忙しい毎日を送っていると、季節の移ろいを感じる余裕がなくなってしまうこと、よくありますよね。心を亡くしそうになる、つまり「忙しい」の語源そのままの状態。

そんなときこそ、ちょっと立ち止まって、雪月花の心で季節を感じてみるのはどうでしょう?

春には桜の花びらが風に舞う瞬間、夏には蝉の声と青い空、秋には紅葉の燃えるような色、冬には雪の静けさや吐く息の白さ。

もちろん、地域によって季節の感じ方は違うけれど、それでもどこにいても「今」の美しさを見つけることはできるんです。

ヨガのポーズや瞑想も、そんな「今」を感じるための時間。

たとえば、朝の10分、簡単なストレッチをしながら深呼吸。窓の外の木々や空の色に目を向けてみる。それだけで、心がふっと軽くなる瞬間があるんですよね。

僕自身、日々の忙しさの中で季節を忘れかけていたときがありました。

ある晩、仕事帰りに空を見上げると、満月が澄んだ空にぽっかりと浮かんでいて。

冷たい風と月の光があまりにも静かで、ふと心が無になり落ち着く感じがありました。その瞬間、「雪月花」ってこういうことか!と気づかされたんです。

そこから、日常で小さな美を探すのが楽しくなりました。

たとえば、近所の公園で咲く小さな花や、カフェの窓から見える雨の雫。

そんな瞬間が、忙しい日々のなかで心の癒やしとなるのです。

僕には2歳になる娘がいます。

彼女は四季折々の変化を実はとても堪能しています。

道端にいる小さな蟻や、ふわっと飛ぶ小さな鳥、夜に輝く小さな星など、見える全てにとても興味を持っています。

彼女の純粋な目で自然の美しさを感じていると、大人になるとつい忘れてしまう「雪月花」を思い出させてくれるような気がします。

小さなものに、無限の美しさを感じる彼女の姿に、僕はいつも心が温かくなるんです。

忙しい日々の中でも、そんな「雪月花」の瞬間を意識してみてください。

たとえば、子供が笑う一瞬や、ペットが気持ちよさそうに寝ている姿。日常の小さなシーンにこそ、美しさは潜んでいます。

ヨガの時間を取り入れるなら、5分のストレッチや瞑想でもいい。

目を閉じて、呼吸に意識を向ける。

外の音——鳥の声や風のそよぐ音——に耳を澄ませてみる。

そんな小さな習慣が、雪月花の心を日常に呼び込んでくれるんです。雪月花の素敵なところは「今」を大切にする姿勢。

雪は溶け、月は雲に隠れ、花は散ります。でも、その一瞬が美しいから、心に残る。

ヨガも同じで、完璧なポーズを目指すより、今の体の感覚を味わうことが大事だと感じています。

たとえば、肩こりでガチガチの体でも、軽く首を回すだけでスッキリする瞬間がありますよね。

そんな小さな「今」を積み重ねていくと、毎日がちょっとずつ彩られていくんです。

まとめ

「雪月花」は、雪の静けさ、月の光、花の美しさを通じて、「今」の尊さを教えてくれる禅語です。

ヨガの呼吸やポーズも、日常の中で心を軽くし、季節の美に気づくきっかけをくれるものです。

忙しい毎日でも、ふと空を見上げたり、深呼吸したり。

そんな小さな瞬間が、心に彩りを加えてくれます。

今日、窓の外の木々や夜の月を眺めてみてください。

どんな「雪月花」が見つかるでしょうか?

5分のストレッチや瞑想でもいい。「今」を感じる一瞬を、ぜひ試してみてください。

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プロフィール
kushimotomisao

串本 操/ヨガ・ピラティスインストラクター広島県広島市出身。全米ヨガアライアンスRYT200 ポールスターマットピラティスインストラクターの資格を取得。
広島市内の整形外科で17年間勤務後、2025年4月に独立。ボディコンディショニングサロンゆうまなを広島県廿日市市にオープン。「ヨガ・ピラティスのメソッド」と「15年以上実務から得た経験と知識」を活かした運動指導方法でリハビリ業務やグループレッスンをしています。保育園でのキッズヨガ、アスリートへのコンディショニングヨガ、高齢者向けのシニアヨガと転倒予防教室など老若男女問わずそれぞれのニーズに適した運動指導を得意としています。

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