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ヨガの効果でメンタルが安定!知っておきたい効果3つの理由!

ヨガの効果
ヨガシカくん
ヨガシカくん

先生!ヨガをするとメンタルに良いって聞くんですけど本当なんですか?

串本先生
串本先生

それは本当ですね!理由がわかればヨガがメンタルに良い理由がわかるはず!

現代社会において、ストレスや不安が日常的に感じられることは少なくありません。仕事や家庭、人間関係など様々な要因が、私たちのメンタルヘルスに影響を与えます。

そのため、心と体のバランスを保つための手段として「ヨガ」が注目されています。特に、メンタルが安定する効果が大きく、一般の方もですがメンタルコントロールが大事なアスリート達もヨガを日々の生活に取り入れています。

今回は、ヨガがメンタルを安定させる理由を3つ紹介し、そのメカニズムを探ってみましょう。

1. 呼吸で自律神経を整えるから

ヨガの特徴的な要素の一つに、呼吸法(プラーナヤーマ)が挙げられます。この呼吸法は、ただの深呼吸とは違い、呼吸を意識的にコントロールすることで自律神経に働きかけ、心身のバランスを整える効果があります。

現代社会において、多くの人が日々のストレスや緊張感を抱えており、その影響で自律神経が乱れがちです。

自律神経は、交感神経副交感神経という2つの神経系で構成されており、ストレスや不安を感じると交感神経が優位に働き、心拍数が上がり、血圧も上昇します。

これにより体は緊張状態に入り、筋肉が固くなり、さらには消化機能の低下や睡眠障害といった身体的な不調を引き起こすこともあります。この状態が長く続くと、心の不安定さや不調に繋がり、メンタルヘルスに悪影響を及ぼします。

そこでヨガの深くゆっくりとした呼吸を行うことで副交感神経を活性化させ、リラックス状態を作り出します。具体的には、吸う時には体を活性化させ、吐く時にはリラックスするような流れが生まれます。この深い呼吸を通じて、身体の緊張が和らぎ、心が落ち着いていくのです。例えば、4秒間息を吸い、少し息を止めてから、8秒間かけて息を吐くといった吐く時間を長めに行う呼吸は自律神経を整えるのに効果的とされています。

また、呼吸法は心の状態にも大きな影響を与えます。呼吸を意識的に行うことで、思考がクリアになり、心の中の雑音を減らすことができます。これにより、ストレスの原因となる思考パターンから解放され、心の安定感が増していくのです。さらに、定期的に呼吸法を実践することで、脳内の神経回路が変化し、ストレスに対する耐性が高まることも報告されています。

このように、ヨガにおける呼吸法は、自律神経のバランスを整えるために非常に効果的です。呼吸を通じて、日常生活の中で感じるストレスや不安を和らげることができ、メンタルの安定を図ることが可能になります。ヨガを行う際には、呼吸に意識を向けることが非常に大事ですね

セロトニンについては別記事でも書いてるのでチェックしてみてください

ヨガ初心者に伝えたい「ヨガの呼吸」の奥深さと効果

2. 運動をすることでセロトニンが出るから

次に、運動自体がメンタルに良い影響を与えるという点です。ヨガは、筋肉を動かし、ポーズを取ることで適度な運動を提供します。この運動は、脳内で「セロトニン」という神経伝達物質の分泌を促進することが知られています。セロトニンは、感情の安定や幸福感を司るホルモンで、別名「幸せホルモン」とも呼ばれています。セロトニンの不足は、ストレス耐性の低下や気分の落ち込み、さらには不安やうつの原因にもなり得ます。

ヨガでは、ポーズを通じて適度な体の動きを取り入れることで、筋肉の緊張を解きほぐし、体を柔らかく保つことができます。

特に筋肉を動かす際のゆったりとしたリズミカルな動作は、血流を促進し、心拍数を適度に上げるだけでなくセロトニンの生成を促進します。結果として脳の働きが活性化されます。

運動とメンタルヘルスの関連性は、科学的にも広く認められており、特にセロトニン分泌の増加は、気分を高め、ストレスを感じにくくする効果があることが研究によって示されています。ヨガは、過度に激しい運動とは異なり、身体に過剰な負担をかけることなく、柔軟で優しい動きを提供するため、運動が苦手な人や高齢者でも安心して取り組むことができます。この適度な運動が、精神面にもポジティブな影響を与えるのです。

さらに、ヨガの運動によるセロトニン分泌は、ストレスに対する耐性を上げる効果もあります。セロトニンは、ただ気分を良くするだけでなく、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑制する働きも持っています。これにより、ストレスに対する耐性が強まり、心が安定しやすくなります。

加えて、ヨガでは体の動きだけでなく、呼吸や瞑想も取り入れることで、リラックスした状態を維持することが可能です。運動の後に、リラクゼーションポーズやシャヴァーサナ(屍のポーズ)を取り入れることで、心身のバランスがより整い、深いリラクゼーションを体感できます。運動の後のリラクゼーションは、さらにセロトニンの分泌を促進し、長期的に心の安定を保つための重要な要素となります。

このように、ヨガによる適度な運動は、セロトニンの分泌を促進し、心身を安定させ、メンタルの安定させる大きな役割を果たします。

セロトニンについては別記事でも書いてるのでチェックしてみてください

幸福ホルモン「セロトニン」を分泌するにはヨガが最高!その理由を解説!

3. 余計な情報をシャットアウトするから

私たちが日常生活を送る中で、テレビやスマートフォン、SNSなどから絶え間なく情報が流れ込んでいます。これらの情報の多くは必要なものではありますが、時に過剰な情報が私たちの心に負担をかけ、ストレスや不安を引き起こす原因になることも少なくありません。

スマートフォンやSNSの使用が日常的となり、多くの人が無意識のうちに情報の海に溺れています。これにより、注意力が散漫になり、常に「次に何が起こるのか」を考え続けてしまうため、心が休まる時間が少なくなるわけです。

現代社会では、このような情報過多による「心身の疲労」が問題となっており、私たちの脳は常に余計な情報による刺激にさらされています。このため、余計な情報を取り除く「情報遮断」の時間を持つことが、メンタルの安定にとって非常に重要です。

ヨガは、まさにその情報遮断のための理想的な方法です。ヨガのクラスではスマートフォンやパソコンから距離を置き、外部の情報をシャットアウトします。

この時間は、デジタルデトックスだけでなく、心と体に深く向き合う貴重な時間となります。ヨガのポーズに集中し、呼吸を意識することで、頭の中に浮かぶ余計な思考や心配事を自然と手放すことができ、心が静まっていくのを感じることができるのです。

しかし、ヨガの時間は、こうした外部からの刺激を遮断し、自分自身の内面に意識を向けるための重要なリセットの時間です。ヨガのポーズや瞑想を通じて、自分の呼吸や体の感覚に集中することで、余計な情報や雑念が薄れ、今この瞬間に意識を集中させることができます。

さらに、ヨガには瞑想やマインドフルネスの要素も含まれており、「今この瞬間」に意識を向けることが強調されます。過去の出来事や未来の心配事にとらわれるのではなく、現在の自分の感覚や状態にフォーカスすることで、心が静かに落ち着き、余計な不安や心配から解放されます。これはまさに、脳の中に溜まった「余計な情報」を減らす行為とも言えます。結果的に心をクリアにし、メンタルの安定に寄与します。

例えば、仕事でのストレスや人間関係の問題に心が乱れた時、ヨガを行うことで一旦その悩みを脇に置き、身体と心をリセットすることができます。

この「今に集中する」練習を繰り返すことで、日常生活でも過剰な情報に振り回されることなく、必要な情報と不必要な情報を上手に切り分けるスキルが身につくのです。また、定期的にヨガを行うことで、脳のリラックス状態を自分で作り出す能力が向上し、外部の刺激やストレスに対する耐性が高まることが期待できます。

まとめ

今回、ヨガがメンタルに良い理由を3つ解説しました。1つ目は、ヨガの呼吸法によって自律神経が整い、リラックス効果を得られる点です。2つ目は、運動を通じてセロトニンが分泌され、ストレスの軽減や気分の安定が促されることです。3つ目は、ヨガ中に外部からの余計な情報を遮断し、集中することで心がクリアになり、リフレッシュできる点です。ぜひヨガを日常に取り入れて、心と体のバランスを整え、メンタルの安定を実感してみてください。

プロフィール
kushimotomisao

串本 操/ヨガ・ピラティスインストラクター広島県広島市出身。全米ヨガアライアンスRYT200 ポールスターマットピラティスインストラクターの資格を取得。
現在、広島市内の整形外科で勤務。「ヨガ・ピラティスのメソッド」と「15年以上実務から得た経験と知識」を活かした運動指導方法でリハビリ業務やグループレッスンをしています。保育園でのキッズヨガ、アスリートへのコンディショニングヨガ、高齢者向けのシニアヨガと転倒予防教室など老若男女問わずそれぞれのニーズに適した運動指導を得意としています

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