今回、ヨガ指導者の方に解説する筋肉は僧帽筋です!
では早速よろしくお願いします!
今回、ヨガ指導者なら知っておくべき筋肉の機能解剖学は僧帽筋です!僧帽筋は肩を動かす大きな筋肉です!
僧帽筋の基礎知識
まずは教科書にも記載されている僧帽筋の基礎知識です。
僧帽筋の起始、停止、作用
僧帽筋を強化するポーズ
僧帽筋をストレッチするポーズ
僧帽筋の解説
僧帽筋は上部、中部、下部に分けられる肩の代表的な筋肉です。名前の由来は僧侶が付ける僧帽から来ています。
僧帽筋の主な役割は肩甲骨の上方回旋です。上方回旋とは後ろから右側の肩甲骨を見た場合、反時計回りに上方に回旋させる動作になります。そして、上部、中部、下部でそれぞれ異なった役割を担います。
まず僧帽筋上部は肩甲骨を挙上する役割があります。肩を耳に近づける動作と言えばわかりやすいでしょうか。
僧帽筋中部は肩甲骨の内転です。肩甲骨内転とは肩甲骨を背骨の方向に引き寄せる動作のことです。僧帽筋下部は肩甲骨を引き下げる下制動作を行います。
腕を上げる動作の時に肩甲骨は上方回旋するのですが、この時、僧帽筋上部と前鋸筋という筋肉と僧帽筋下部が協力して働くことにより動作を円滑に行います。これをフォースカップルと言います。フォースカップルについては別記事で紹介します。
僧帽筋上部は特に筋肉が硬くなりやすいいわゆる『肩こり』になってしまいます。僧帽筋上部由来の肩こりは大まかに2パターンに分類でき、1つが僧帽筋上部が短縮してしまい筋肉自体の伸張性が低下し痛みを出します。これは普段の姿勢から肩がすくんでいる人に多いです。
逆に僧帽筋上部が常に伸ばされて痛みが出るパターンです。なで肩のような肩が下がっている姿勢の人に多く、僧帽筋上部が弱化してしまい荷物を持った時の重みや腕自体の重みを支えれないのが原因です。肩が下がると僧帽筋上部は常に伸ばされてしまうのでストレスが加わります。イメージで言えばゴムをずーっと伸ばしてたらちぎれてしまうのと一緒です。あとは僧帽筋上部の血管が元々少ないのが要因だとも言われています。
なので僧帽筋を強化、ストレッチすることが肩こり改善に繋がります。
強化するポーズは三日月のポーズ、三角のポーズ、東のです。ストレッチするポーズは捻った頭を膝につけるポーズ、牛の面のポーズです。肩こり解消系のレッスンに組み込むといいでしょう。
まとめ
今回、僧帽筋について解説しました。
僧帽筋は肩を動かす大きな筋肉です。肩こりの原因にもなる筋肉なので僧帽筋を強化、ストレッチするポーズを組み込むことで改善を図ることができます!
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