今回、ヨガ指導者の方に解説する筋肉は腸腰筋です!
では早速よろしくお願いします!
今回、ヨガ指導者なら知っておくべき筋肉の機能解剖学は腸腰筋です!腸腰筋は股関節を曲げる筋肉です!歩行時、階段を登る時に関わる筋肉で体幹を安定させる機能もあります!
腸腰筋の基礎知識
まずは教科書にも記載されている腸腰筋の基礎知識です。
腸腰筋の起始、停止、作用
腸腰筋を強化するポーズ
腸腰筋をストレッチするポーズ
腸腰筋の解説
腸腰筋は大腰筋と腸骨筋という筋肉の総称です。腸骨筋は股関節屈曲、つまり太ももを上げる役割が主要です。股関節外旋する役割もありますが、外旋運動時の主導筋肉ではなく、補助的な役割です。
スプリンターなど短距離競走選手は腸腰筋が発達しており、特に黒人の方は他の人種に比べて約三倍太いと言われています。そのため、オリンピックや世界陸上で好成績を収める選手の多くが黒人です。腸腰筋の強さは足を後ろに振って前に上げる動作を速くし、スピードを向上させます。また、日常生活では階段の上り下りや小さな段差の越える際にも活動します。
大腰筋は腰椎に付着しており、体幹の安定化作用もあります。。しかし、大腰筋が機能不全になると、大腰筋の付着部付近にある横隔膜も機能不全を引き起こすことがあります。
横隔膜が機能しににくなるので呼吸に支障が生じてきますし、横隔膜は体幹の安定化にも関係してくるので体幹部が不安定になります。この場合、大腰筋を伸ばし、横隔膜の柔軟性を促進するストレッチが有効です。
腸腰筋が短縮すると腰椎の前弯が過度になり、腰痛の原因になる可能性があります。いわゆる反り腰で腰が痛いってやつです。
さらに、腸腰筋の短縮は股関節の伸展範囲を制限します。股関節が動かないから股関節伸展時に腰椎の前弯を代償的に引き起こすこともあります。
腸腰筋の短縮テストは簡単です。仰向けに寝て片方の膝を曲げ、両手で胸に引き寄せます。抱えていない側の膝が床に触れているかどうかを確認します。足が浮いている場合、腸腰筋の短縮が疑われます。これをトーマステストと呼びます。
グループレッスン前にモニタリングで試してみることをお勧めします。
腸腰筋のストレッチを行うには股関節を伸ばすポーズが有効です。三日月のポーズ、橋のポーズなとでストレッチしましょう。
腸腰筋が強化するポーズは股関節を曲げるポーズや骨盤を起こすポーズです。太ももが固定されると、腸腰筋は骨盤を起こす役割を果たします。
以上のことから腸腰筋は股関節、体幹に密接に関わるためヨガをする上で重要な筋肉です!
まとめ
今回は腸腰筋について解説しました。
腸腰筋は大腰筋と腸骨筋の総称で股関節や体幹に関係してくるヨガをする上でとても重要な筋肉です!
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