では今回は勧戒の読誦について解説していこう!
他の項目のリンクも貼っておくので見てくださいね!
勧戒の4つ目は「読誦」です。「どくじゅ」と読みます。
大辞泉によると読誦の意味はこのように記述されてます。
「読」は見てよむこと、「誦」はそらで唱えること》声を出して経文(きょうもん)を読むこと。読経(どきょう)。
これだけではイメージ付きにくいと思うので勧戒の読誦について解説していきますね。
繰り返し学び続ける読誦
経文とは宗教上の教えを記した経典になります。ヨガでいう経典とは「ヨーガ・スートラ」「ウパニシャッド」「バカヴァットギータ」にあたります。キリスト教では聖書、イスラム教ではコーラン、仏教ではお経になります。(間違ってたらすみません)
勧戒の読誦では経典をしっかり読み、学び、理解することを教えとします。でも、経典に書かれていることは正直一度読んだだけでは理解できません。僕もヨーガスートラを何度か読みましたが内容を皆さんにお伝えできるほど理解できていません(トホホ…)
経典に書かれている真理を知るためにはその経典を何度も何度も読む必要があるため時間が非常にかかります。繰り返し読んでいる内に最初は理解できなかったことも意外とパッと理解できたりします。(学生時代に全くわからなかった数学の方程式や国語の漢字も大人になって経験を積むと意外と理解できたりしますよね)
読誦では経典をこの繰り返し読み返して学ぶ姿勢が大事なのです。
とは言っても現代社会、特に日本において宗教的に熱心に信仰している人も少ないので経典に触れることが少ないと思います。なので読誦の捉え方として常に何かを学び、新しい知識を身につけるということになります。多くの業界では死ぬまで勉強という人も言うもいますよね。常に学び続けることで昨日より今日、今日より明日と知識を増やしていきます。
学ぶ時の2つのポイント
書物を読む時に大切事が2つあります。まず1つが「ただ学ぶのではなく学んだことから自分で咀嚼し自分の考えを持つこと」です。
例えばスマホの使い方です。スマホは年々進化しており様々な機能を搭載するようになりました。しかし、スマホの機能を知らなかったら当然使えることはできません。これは知識がないのと一緒になります。
そうなると知識がないので説明書や人に聞いて使い方を学びますよね?これは学習になります。説明書や人に聞いて使い方を学んだところでその様々な機能をどの場面で使うかは後は持ち主次第です。つまりせっかく覚えた機能をどこで使うか考えないといけないのです。
他のことでもそうですが、学んだことをどう活かすかは自分で考えることが大事です。
そして、もう1つが繰り返し書物を読む事です。これは途中でも少しだけ記述しましたね。1回読むだけで理解できることもありますが、ほとんどの書物は1回だけでは理解しきれないと思います。
その「書物の真理を知るためにはやはり繰り返し読み返すこと」が必要です。繰り返し読むことで「ここはそういう意味だったのか」「このように考える必要があるのか」と理解できるようになります。
そして、読み終えてから期間を空けてみてください。その間に何冊か書物を読み新たな知識を取り入れます。そうして再度、読み返してみるとまた新たな理解が生まれるはずです。
まとめ
今回は勧戒の読誦について解説しました。私の個人的な感覚ですが知識があり、思慮深い人というのは非常に魅力的です。そういう人はコミュニケーションを取りたいな、その人から何かを学びたいなと思わせてくれますよね。
どんな分野においても常に学びを続ける人は魅力的ですよね。多くの素晴らしい書物に触れて知識があり思慮深い人間にすることを勧戒の読誦は教えてくれてます。
コメント