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ヨガ初心者のための八支則:禁戒の非暴力

ヨガの基礎知識
串本先生
串本先生

では今回は禁戒の非暴力について解説していこう!

ヨガシカくん
ヨガシカくん

他の項目のリンクも貼っておくので見てくださいね!

「非暴力」と聞いてまず思い出すのがインド独立の父として有名なガンジーでしょう。

彼はイギリスに植民地支配されてた時代にインドが独立するために奮闘してきた人物として有名です。非暴力、不服従による抵抗を見せ、インドの独立に導きました。

彼は多くの格言、名言を残しており、非暴力についてこのように話しています。

“非暴力は私の信念の第一章であり、また私の信条の最終章でもある。”

この言葉から彼がいかに非暴力の信念を大事にしていたかわかります。

今回は非暴力について解説をしたいと思います。これは私見でもあるので必ずここに述べてあることが正しいとは思っていません。

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相手を傷つけてはいけない非暴力

非暴力とは相手を傷つけてはいけないことです。この相手を傷つけてはいけないというのは暴力で相手の身体を傷つけてしまう当然です。これは普通に生活していたら誰かに暴力するようなことはよほどのことでない限り無いと思うので、皆さん大丈夫でしょう。

しかし、非暴力というのは人間だけではなく動植物も含まれます。むやみに植物を傷つけたり、必要以上に動物を処分したりしていませんか?

この世に生を受けた全てに対して非暴力の信念を持つことが大事です。

他にも言葉の暴力で相手の心を傷つけてしまうこともあります。つい自分が苛立ったときなど周りの人に当たってしまうことがありますよね。こういう時って自分の感情がコントロールできずに周りの人に対して傷つけてしまうような言葉が出てしまいます。

相手を知らず知らず傷つけることも

このような場合、苛立ちが落ち着いた後にふと我に返り、先程放った言葉を反省できます。中には自分が発言した言葉が知らないうちに相手を傷つけていることもあります。自分はなんとも思ってなくても相手にとっては傷つける言葉を言っている。このようなケースは自分の知らない内に起きています。原因は相手を思いやる気持ちが無いからでしょう。相手を思いやる気持ちがあれば、「この言葉は相手にとって傷つけてしまう。」「これ以上言ってしまうと相手に悪影響だろうな」と考えられるはずです。相手を思いやる気持ちの無さがある意味暴力と捉えることができるのではないでしょうか?

言葉以外にも態度もそうです。冷たい態度も投げやりな態度も言葉にしなくても伝わる自分の気持ちが相手を傷つけていることありますよね?そう考えると非暴力というのはとても難しい行いだと思います。「これは相手に良くないのかな…」 と考え過ぎてしまうと相手を傷つけないように意識し過ぎて何が良いのかわからなくなってしまいます。その慎重さや変な気遣いが相手に伝わるとこれもまた相手を不快にします。

相手を思いやる気持ちがあるか

では考え方を少し変えてみましょう。相手を思いやった行動を心掛けていたら相手を傷つけてしまうようなことはないのではないでしょうか。

“花を見つけたら水を与える気持ち”

これが相手を傷つけない最善策になるのです。私の考えとしては暴力をしないと考えるのではなく、「相手に優しく接する、相手に思いやりを持って接する」というように考えることが必要だと思います。

自分も傷つけてはいけない

非暴力の原則は、他者だけでなく、自分自身にも適用されるべきです。相手への過度な思いやりで身体を無理に酷使してしまうと、疲労が蓄積し、健康を損なう可能性があります。体のどこかが痛み、心に余裕がなくなることもあるでしょう。これらの状態は、自分自身への暴力と見なすことができます。

相手を思うあまり自分自身が傷つけてしまう

相手を思いやる気持ちは素晴らしいですが、自分自身を傷つけないように心がけることも大切です。自分を慈愛し、健康を守ることができる人は、相手に思いやりを示すことができるでしょう。自分自身への配慮も、他者への思いやりと同じく、非暴力の重要な側面です。

まとめ

今回は禁戒のひとつである非暴力について解説しました。自分自身に優しく、そして、相手を思いやる気持ちが大事だと思いますので日頃から意識してみてはどうでしょうか。

プロフィール
kushimotomisao

串本 操/ヨガ・ピラティスインストラクター広島県広島市出身。全米ヨガアライアンスRYT200 ポールスターマットピラティスインストラクターの資格を取得。
現在、広島市内の整形外科で勤務。「ヨガ・ピラティスのメソッド」と「15年以上実務から得た経験と知識」を活かした運動指導方法でリハビリ業務やグループレッスンをしています。保育園でのキッズヨガ、アスリートへのコンディショニングヨガ、高齢者向けのシニアヨガと転倒予防教室など老若男女問わずそれぞれのニーズに適した運動指導を得意としています

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