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ヨガ初心者のデビューレッスン!でもポーズに無理は必要?【ヨガはじめ講座vol.10】

ヨガを始める人向け
ヨガシカくん
ヨガシカくん

先生!今度、初めてレッスンを受けるのですが、難しいポーズと周りに合わせて無理してやる必要がありますか?

串本先生
串本先生

おっと!それはいけない!

ヨガは無理をする必要は全くないんだ!

ヨガシカくん
ヨガシカくん

でも、無理してでも周りに合わせないと変な目で見られないですかね?

串本先生
串本先生

その辺は大丈夫!大事なのは自分と対話しながらどこまでポーズができるか決めること!

今回は、その辺のお話をしよう!

これから「ヨガを始めたい!」と思っている人のための講座。その名も

ヨガはじめ講座〜実践編〜

第10回のテーマは「ヨガのポーズに無理は必要か?」です!

初めてのヨガレッスンの時、レッスンの流れがわからないので周囲の様子を伺いながらポーズに取り組みがちになります。

心地良くポーズを行えればいいですが中にはハードと感じるポーズもあるはず。そのハードさが身体機能的な問題でキツく感じるのであれば良いですが、身体のどこかを痛めてしまうようであれば良くありません。

今回はヨガのポーズで身体を痛めないようにするために「ヨガ初心者の方にヨガに無理は必要なのか」「無理なポーズの見極め方について」解説します。

初心者は基本的に無理しちゃダメ

初心者の方にとっては、基本的に無理をせずにレッスンを受けることが大切です。初めてのレッスンでは分からないことが多く、周囲の雰囲気に影響されて無理をしてしまいがちです。そのため、無理をしない範囲でレッスンを進めることをおすすめします。

また、初めての方は適切なペースで進めることが難しいかもしれません。無理をしてしまうと疲れがたまり、ヨガの本来の効果を実感することが難しくなる可能性があります。ゆったりとしたペースで取り組むことで、ヨガの素晴らしさをじっくりと味わえるでしょう。

そのため、最初は周りの生徒さんを見ながら「あー、あんな感じでやるんだー」と客観視しながら、自分のペースでゆっくりと取り組むことが良いでしょう。

そして、焦らずに自分の体と向き合いながら進めることで、徐々にポーズや呼吸法の理解が深まり、自信もついてくるはずです。初心者のうちは無理をしないことが上達への鍵。自分自身を大切にしつつ、ヨガの楽しさを実感していってください。

ヨガシカくん
ヨガシカくん

初めてだからこそ自分のペースで行うことが大事なんですね!

人それぞれ限界が違う

ヨガを始める際に大切なことは、個人個人の違いを理解することです。年齢や性別、体の状態によって、ポーズに対する限界は異なります。例え同じポーズでも、隣に座る人とあなたの身体は異なる反応を示すでしょう。これはごく当たり前のことですが、初心者の方々が陥りがちなのは、他人と比較してしまうことです。

初めてのヨガのレッスンで、隣にいる人がすんなりとポーズをとっているのを見ると、つい無理をしてしまいたくなるものです。しかし、それはあなたとは違う身体機能を持ち、あなたとは違う限界を持つ人との比較であり、無理をしてしまう原因となります。大切なのは、自分自身の身体と向き合い、自分の限界を知ることです。自分のペースで進むことが、ヨガの長続きのコツです。

他人と競うのではなく、自分自身と向き合いながらヨガを楽しんでください。自分の進歩を感じながら、少しずつ成長していけるでしょう。ヨガは他人との比較ではなく、自分自身との向き合い方が大切なのです。

ヨガシカくん
ヨガシカくん

1人1人身体能力は違うので周りのペースに合わせるとキツイです!大事なのは自分との対話です!

初心者でもできる「無理」か「できる」の見極め方

無理をしないことは大切ですが、運動量を減らしすぎてしまうのも避けるべきです。無意識に運動量を減らすことは、何も考えずに運動量を減らすのは自分と向き合えていないということです。

適切な範囲を見極める簡単な方法は2つです

痛みが出るか

まずは痛みが出るかどうかを確認することが重要です。痛みは体が限界を示すサインです。もちろん、頑張ることは大切ですが、無理に痛みを我慢する必要はありません。痛みが出る場合は、それは体からの警告です。自分の身体と対話をして無理をせずに中断することが肝心です。

したがって、痛みがある場合は無理をせずに休息したり、動かす範囲を狭くすることを検討しましょう。自分の体と向き合いながら、無理のない範囲で取り組むことが持続的な運動の鍵です。無理をしないことと、自己の限界を超えることとのバランスを大切にしてください。

ポーズをした後に楽になるか、筋肉痛が出るか

とは言っても痛みだけで見極めるのも良くないでしょう。例えばイスのポーズをしたとします。イスのポーズは太ももの筋肉を使うポーズですが、この時、太ももの筋肉を使ってキツイ感じを「太ももが痛い」と勘違いする人がいます。

事実として整形外科で基礎的なトレーニングを指導する時に筋肉を使うのが痛いと訴えてくる患者様は結構います。

筋肉を使う感じが痛い、もしくはレッスン後の筋肉痛があるといった感じでステップアップする上で必要な身体の反応を「痛み」として捉えて、そのポーズをやらないのは勿体無いですよね。

なので、ポーズ後の反応を見るのが良いでしょう。①ポーズ直後②翌日〜3日③2〜3か月の短期、長期で身体にどのような反応が確認してみてください。

初心者クラスだと①のポーズ直後だと多くの人が「身体が伸びて気持ち良かった」というような感想を持つでしょう。この場合は、身体が楽になったということなので継続してレッスンに参加してもいいでしょう。

中には「キツかった」と言う人もいます。このような方は①ポーズ直後や②翌日〜3日くらいは筋肉が悲鳴をあげて筋肉痛が出てくるでしょう。

この場合は③の2〜3ヶ月の長期的に見た時に先ほどのイスのポーズで言うと「そういえばイスのポーズがキツくなくなってきた。階段の上り下りも以前より楽になってきた!」という感じになります。

このレベルだと無理をせずに身体を動かせているということなのでとても良いです。身体が成長している証なので頑張っていきましょう!

それでもわからない場合は「気持ちがいい」か「不快」

それでもどこまでやってもいいかわからないこともあります。その場合はポーズをしていて「気持ちいい」のか「不快」なのかで判断しましょう。

気持ちいいと思う反応は心身にとって良い刺激であり、不快という刺激は心身にとって良くありません。「気持ちいい」のか「不快」なのかでポーズにどのように取り組むか決めていきましょう。

まとめ

今回、ヨガ初心者がデビューレッスンで無理をしてポーズするべきなのかお話ししました。

まとめ
  • 初めてのレッスンだからこそ周りに合わせずに自分自身と向き合いながらやること
  • 自分と周りは身体機能や経験が違うから限界も違うということを理解すること
  • 「痛み」があるか無いか、ポーズ後に楽になるか、気持ちがいいかで限界を見極める

最初のレッスンは緊張すると思いますが、ヨガの楽しさを実感しながら自分のペースでやってみてください!

プロフィール
kushimotomisao

串本 操/ヨガ・ピラティスインストラクター広島県広島市出身。全米ヨガアライアンスRYT200 ポールスターマットピラティスインストラクターの資格を取得。
現在、広島市内の整形外科で勤務。「ヨガ・ピラティスのメソッド」と「15年以上実務から得た経験と知識」を活かした運動指導方法でリハビリ業務やグループレッスンをしています。保育園でのキッズヨガ、アスリートへのコンディショニングヨガ、高齢者向けのシニアヨガと転倒予防教室など老若男女問わずそれぞれのニーズに適した運動指導を得意としています

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